花粉症の症状はアレルゲンと接触したときにのみ現れるので、それを防ぎさえすれば症状は現れない。このため花粉との接触を断つことがもっとも効果的な対策である。治療としてみた場合、アレルギーの原因にさかのぼって対処するため、原因療法といわれることもある。症状が出てから対策を行うのではなく、症状が出る前から予防的にケアを開始するとより有効である。すなわち自分で行う初期治療である。
このような対策によりアレルゲンとの接触をできるだけ避け続けていれば、年を経るごとに抗体値がだんだんと下がっていくことが期待される。接触を続けていれば抗体値も上がり、症状もひどくなる。すなわち、薬剤治療により症状を抑えているからといって、なんの対策もしなくてよいということにはならない。患者にとっては、こうしたセルフケアはもっとも基本的なことといえる。
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花粉症の症状は目や鼻で強く現れるため、外出時にゴーグルやマスクを着用すると効果的である。マスクの質よりもつけかたが問題であり、すきまを作らないことが肝要である。ゴーグルほどの目の保護機能がなくとも、いわゆるだてメガネでも有効であることが実験によって示されている。特にマスクにおいては、スギ花粉症のシーズン特有の乾燥や低温から鼻粘膜を保護することにもなり、シーズン前から(発症前から)の着用が推奨される。